何か新しい事を始めるのにも大きな力が必要
先月の17日にこのブログを開設したので、まもなく一ヶ月になる。記事を書き始めてからは未だ一週間しか経っていない。
本当は開設してすぐにでも記事を投稿しようと思っていたのだが、ブログ名やらペンネームやらIDやらを色々と考えるだけで疲れてしまって何も書けなかった。
昨年の年末辺りから本格的にブログを再開しようとの意識が芽生え、その頃にはいくつかの文章を拵えていたので、それらを一発目の記事として投稿してもよかったのだが、その記事の内の一つは図書館で借りてきた本についての感想という形だったので、今となってはその本がもう手元に無く、何の確認もしないままにオープンな形として残すのが不安になり、結局は止めにした。
その借りてきた本は二冊とも安部公房関連で、一冊は安部公房の娘である安部ねり氏が書いた「安部公房伝」、もう一冊は安部公房の愛人だった山口果林氏の書いた「安部公房とわたし」。
それぞれ1日で読み終え、拙い文章で一生懸命に感想文を書いてみたけれど、もう一月が経過する頃には熱が冷めてしまっていた。
この安部公房に関する記事についてもそうだけれど、どれも態々遡ってまでアップしたくなるほどの出来ではなかった。
本を真剣に読むというのも久々、それについての感想を書くというのはほぼ初めて、そしてそれをブログにアップするとなると、なんだかとても疲れてしまったというのが本音だ。
実際、様にならないここまでの記事を毎日書くというのも億劫だ面倒だとの気持ちが勝ってしまっている。
それに、あまり評判はよろしくないが、多くの人に読まれる事を目的としているブログの記事は、かなり上手に文章も構成もまとめられていて、あの様な記事に近づけるためにはもっと努力が必要なのだろうというのも容易く理解できて、嗚呼その為にはどれだけのエネルギーが必要なのだろうと嘆息するばかりだ。
まとまりのない、取り留めのない適当な短い文章の世界はとても気楽だった。
が、易きに流れるのはもう終わりにしようと折角決めたので、精一杯編集画面と向き合って行ければと考えている。